FOOD INDUSTRY TOPICS

食品産業分野

異物混入対策 その5

キャップで毛髪混入を防御!

正しい帽子・キャップが毛髪混入を防ぐ

一般的に人間の毛髪は一日に50〜70本抜けると言われています。当然、作業時間中にも自然に抜けていますので、毛髪混入を防止するためには、作業者の頭部を覆う帽子・キャップは有効な防御策といえます。しかし、帽子・キャップも正しく選び、着用しなければ、その効果は発揮されません。

帽子・キャップのポイント

◎サイズを合わせる

せっかく帽子をかぶっているのに、サイズが合っていなければ毛髪落下のリスクを高めてしまいます。大きければ髪の毛がはみ出したり隙間ができ、小さいと負担や違和感で作業時間中に帽子を触りズレることもあります。当たり前のようですが、作業時の衣類は作業者に合ったサイズのものを使用することは、衛生管理ではとても大切なことです。

◎定期的に交換をする

フィット性を高めるために伸縮性生地を使用していますが、くり返し使っていると生地やゴムが伸びてしまいます。生地が伸びて髪の毛がはみ出さないためにも、定期的に交換をしましょう。

◎布製衛生キャップ

生地素材によって効果は変わりますが、強い吸着力で抜け毛、フケ、ホコリをキャッチします。

◎不織布製衛生キャップ

顔全体を帽子で覆うため、額、こめかみ、頬、あご部の形に応じた「肌とのスキマをつくらない」構造で毛髪のはみ出しを防ぎます。

◎インナーキャップ

衛生キャップの内側に装着することで毛髪をおさえ、毛髪落下防止の効果を更に高めます。