FOOD INDUSTRY TOPICS
食品産業分野
異物混入対策 その6
エプロンとその他の衛生用品
食品現場のエプロンについて
食品現場で使用されているエプロンは、作業時に衣類を濡らすことなく清潔を維持することを目的としたものです。大きく分けて、くり返し使用できる前掛けタイプとディスポ(使いきり)タイプがありますので、作業内容に合わせてお選びください。
【前掛けタイプ】
防水性、耐久性に優れていますのでくり返し使用でき、水を使う作業に適しています。
【ディスポタイプ】
使いきりタイプですので衛生的です。簡単に脱着ができ、軽作業に適しています。
◎装着方法
首の輪に頭をくぐらせ、腰の紐を後ろ手で結び裾を十分に広げます。
※静電気で広げにくい場合があります。ユニフォームへの汚染を最小限にするため、十分に広げてご使用ください。
※襟が大きく開いてしまう場合には、首の輪を切って結んで調節してください。◎外し方
①首の輪を引っ張って切ります。
②胸当て部分を前に垂らします。※汚れなどが付着したエプロンに手が触れないように注意します。
③エプロンの裾または裏側を持ち、表を内側にしながら腰の高さまで折りたたんでいきます。
④折りたたんだエプロンがほどけないように注意しながら後ろに片手を回します。腰紐の結び目を持ち引っ張って切ります。※片手で結び目を持ち、もう一方の手はできるだけ結び目付近を持って引っ張ります。結び目を持たずに切るとビニールが伸びて切れにくくなります。
その他衛生用品
ゴーグルについて
まつげ、まゆげ、目ヤニ等の落下を防止すると共に、食品や薬品飛沫などから作業者の目を保護する役目があります。防曇機能やメガネの上から装着ができるタイプなど、それぞれの現場に適したタイプをお選びください。
腕カバーについて
袖口から体毛や体液の落下を防ぐことはもちろん、衣服を清潔に維持するなど、より快適な作業環境をサポートします。
◎装着方法
-
作業用シューズについて
作業性はもちろん、防水性や洗浄のしやすさ、安全のために転倒しにくいタイプを選択されることをおすすめします。
汚染エリア拡大からまもるために、汚染作業用のシューズと非汚染作業用のシューズを区別して整頓することも重要です。
シューズ底の汚れは、移動時に汚染を拡げる恐れがあるので、常に清潔さを保ちましょう。
靴カバーについて
靴カバーは接触や飛沫による汚染からまもるため、また歩行による清潔領域の環境汚染防止のために着用します。不織布タイプやポリエチレンタイプなど素材も様々ですが、作業性はもちろん、防水性や洗浄のしやすさ、安全のために転倒しにくいタイプを選択されることをおすすめします。
◆関連トピックス
異物混入対策 その1「食品現場の異物混入とは?」
異物混入対策 その2「正しい手洗いの方法」
異物混入対策 その3「食品現場用の手袋とは?」
異物混入対策 その4「食品現場用のマスクとは?」
異物混入対策 その5「キャップで毛髪混入を防御!」
異物混入対策 その6「エプロンとその他の衛生用品」
異物混入対策 その7「衛生環境をつくる」
◆製品案内